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「津軽そば(600円)、かき揚げ(200円)」@立喰いそば処 津軽の写真「みちのく独り旅 駅そば行脚」の続きとなります。
 2日目の一杯目は、ここに決めました。
 「立ち食いそば処 津軽」。
 この店、各地に支店が出したりして元気のいいラーメン屋「長尾中華そば」が運営している店。
 ここでは、青森の郷土蕎麦として名高い「津軽そば」が楽しめるのです。
 「津軽そば」とは、江戸時代に生まれた、つなぎに大豆をすりつぶした呉汁を使うのが特徴で、その呉汁をそばがきに混ぜ合わせて生地が作られるんだそうです。
 日持ちさせるため、麺を茹でた後冷やすという「煮置き」という工夫がされた結果、非常にやわらかく、箸で持ち上げるとちぎれてしまうのが得特徴。
 汁物をすするように食べることとなります。
 出汁は鰹を中心にさば節やあごだしなどが使われますが、煮干しを主体とし、醤油で味を調えたラーメンスープに近い仕上がりのものもあります。

 この「津軽そば」を知識もなく食べて、不味いとか麺がプツプツ千切れて酷い…とかの評価をする人がいますが、ここは津軽そばの特色を知ったところでの評価をしてもらいたいと思います。
 因みに、ここで津軽そばを啜るのは2度目。
 ここは、正統派の呉汁を使うものではなく、十割蕎麦の津軽そばとなってます。

 麺は、白みがかったか弱そうな蕎麦の色合いをしてます。
 色合いからして、更科のような実の中心部分を使っているのでしょう。
 当初から持ち上げようとするとこんな感じで、プツプツと千切れます。
 全割(10割)なので、蕎麦の風味は仄かに感じられます。
 アハハ、啜るというより、蕎麦のスープを飲む感じでそぉ~っと拾い上げましょうね。
 啜るのに、繊細さが必要です(^^♪

 汁は、和そばには珍しい煮干出汁がベースとなっています。
 東北らしくないカエシ加減が薄味の汁となってます。
 下の写真に泡が見えますが、これが何とも「煮干を使用しています」的な感じがイイです。
 じんわりと感じられる優しい味なので、知らず知らずのうちに飲み干しちゃいます。

 具は、ねぎのみですが、かき揚げをトッピー。
 かき揚げは、適度に汁を吸い、いい塩梅にスープに油の旨味を加えてくれます。

 店内は、煮干の「にほひ」が充満してます。
 よ~くみると、小さな寸胴2つに煮干しがタップリと炊きだされてます。
 さすが、長尾中華そばの姉妹店!

 ここは蕎麦粉100%でしたが、伝統的な津軽そばってつなぎに呉汁(大豆)を使ったものは、食べられるところは少なくて、幻のそばとも言われているそうです。
 いま食べられる津軽そばは、この店の様に十割蕎麦のタイプが多いと思います。
 煮干し出汁がしっかり効いた汁と一緒に、飲むように食べるそば…、知識なく食べると評価がボロクソですが、私吟遊酒人的には、郷土の蕎麦ということで、嫌いじゃありません。
 むしろあれば、好んで食べます。

 店を出たのが7時15分、朝そばが食べられる店は、ここら辺にはないので、ちょっと浮気をして朝ラーやっちゃいます。

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