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「天ぷらもりそば 1200円」@石心の写真前の日は売り切れで振られてしまった石心です。この日は万全を期して開店30分前の11時にお店に到着しました。この時間に合わせるように前の晩泊まった二期倶楽部で朝食後の時間をゆったりと過ごして。

石心はここ那須にある蕎麦屋の中では胡桃庵と並んで断然の支持を受けてますので、前の日のように13時前には売り切れることも素直に予想がつきます。12時台は混雑するだろうと思って、高速のサービスエリアでお茶しながら時間調整をしたのが裏目に出てしまいました。そんな石心ですから、早朝からお店の前に5枚の番号札を出して、その札を持った先着5組までは開店時にはレスペクトして、優先的に案内するシステムを取ってます。

そのことは知ってましたので、11時に来ればおそらく6番目には入れると思っての11時です。車を止めて、どきどきしながら入り口前に置いてある番号札の場所に。・・・・札は1枚も取られずに残ってました。やったあ、1番札です。これで、開店までの30分は自由時間。この石心は県道から100mくらい奥に入った緑の中にありますが、県道まで出てお隣は石窯パンのNAOZOです。そっちに行ってパンを買ってましょうか。

3ヶ月ぶりとなるNAOZOでうまそうなレーズンくるみパンが買えてにこにこで石心に戻ってきました。お店の前には10人ほどのお客さんが待ってます。定刻、おかみさんがのれんを持ってお店から出てきました。

1番札の方、どなたですか?どうぞ中へお入りください。

お店は入り口で靴を脱ぐと、すぐ正面には座卓が並べられ右手が厨房になってます。ここの入り口ロビーみたいなところから右手に進むと、目の前のガラス窓から緑の庭が見える縦に細長いもうひとつの部屋があり、そちらが人気のある部屋です。

一番奥の座卓が緑に一番近いのでお客さんを一人も見ることなく、丁度前の日におじゃました手打ち蕎麦の小椋のように緑の林を楽しむことが出来ます。1番札ですからそこも優先的に座れましたが、その後方にこのお店で唯一の2人用の椅子で座れるテーブル席がありましたので、ここに決めました。ゆっくりするには椅子のほうがいい。

お品書きを拝見。

もりそば 700円
天ぷらもりそば 1200円
那須の白雪そば 1200円 (大根おろし、山芋千切りをトッピング)
高原野菜そば  1200円 (キンピラをトッピング)
夏の地鶏そば  1500円 (那須地鶏、揚げにんにくをトッピング)

ガーデンレストランでの朝食からさほど時間は経ってませんが、ここはご主人の揚げる天ぷらが食べたくて、天ぷらもりそばをお願いしました。

口開けですからお客さんが一斉に入ってきて、おかみさんは大忙し。開店と同時に満席になってます。毎日のことでしょうから、おかみさんは急ぎ足で順番にオーダー取りをこなしながらも、いろいろお客さんの質問やら要望やらをこなしてます。こういうところがすごい。

お店はシックな調度品が置かれていて、お客さんのざわつきがなければ、とてもいい空間です。自分がいる席からは窓越しの緑の林が見えていて、ロケーションはとてもいい。緑の分量は小椋には勝てませんが、先にこちらにおじゃましたら感激したことでしょう。

あの人はあのひと 自分には 自分の生き方があるはず

う~ん、なるほど。壁に掛けられた絵に頷きます。ロビー側の部屋にも行ってみました。蕎麦猪口のコレクションがあったからです。ちょっと小ぶりで品がいい。藍色があざやかで、こういう蕎麦猪口でいただきたいなあ。後でおかみさんに、

明治時代とかもっと以前ですか?

いいえ、自分の家にはこういうものが沢山あって。

謙遜された答えが戻ってきました。それより、もうすぐお蕎麦ができますので、戻ってください。はいはい。返事は1回でよろし。

隣の座卓席の家族が盛り上がっている場所へもどります。おかみさんの手で、お待ちかねが届けられます。

こういうお蕎麦でしたか。いかにも瑞々しく、ふんわりと盛られた細切りの蕎麦。見ているだけで穀物のいい香りが立ち上がってきます。殻の砕片がびっしりと打ち込まれ、これだけの風味の強さが出ているあかしでしょう。蕎麦の細さはいかにも丁寧に蕎麦包丁をおろす店主の真剣さが伝わってくるようです。最近食べた中では相当に細い。これはいつまでもしげしげと眺めていそうなんで、えいっと注いでいた愛情光線を断ち切り、蕎麦をたぐっていただきます。

さらに風味が増した空気が流れてきました。軽い。蕎麦の細さからして当然ですが、長さも太さに合わせてあり、この軽やかな箸の感覚に繋がります。蕎麦は見た目のざらつきはなく、するりと入ってきます。上等な蕎麦ですね。さらにつゆをつけていただき。興奮してきました。蕎麦本来のうまさというよりも、それを引き出している技に感心してしまいます。十割というより外1か外2か。これは、やはりこの地でいただく意味がある。評判が評判を呼んで、一度どんなものか食べてみたい、という好奇心に十分応える蕎麦のクオリティだと思います。

ただ、量が少ない、とか、待たされる、とかの事柄が優先順位の高い方には、ちょっとそのままお奨めするのはどうかなという気がします。そういうお蕎麦やさんではありませんので、小さな子供連れの大家族を見ていると、みなさん満足しているのかと心配になります。余計なお世話ですが。小さなお子様お断りの看板が入り口にありましたが、含蓄ある看板だと思いました。

天ぷらはいかにもからりと揚げられた風情。どれもが油を感じないすっきりとした仕上がりで、特にフレッシュ・ヤングコーンがとてもみずみずしくてうまかった。天ぷらは添えられた塩でいただき、蕎麦のつゆをよごすことはしません。つゆはきりりと辛口でこれは蕎麦湯が楽しみです。蕎麦を半分くらい食べた時に土瓶に入れられた蕎麦湯が持ってこられます。すぐにでも飲みたいところは我慢して、ゆっくりと蕎麦と天ぷらを楽しみました。

さ、蕎麦湯。この瞬間がいいですね。白濁したとろりとした蕎麦湯を注ぎ。出汁の開放された味を楽しみつつ昨日からの那須高原で楽しんだ時間、さまざまなシーンを思い出していました。

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