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毎日石臼挽きの蕎麦粉。毎日削る鰹節。繊細な感覚、周到な準備と技で日本蕎麦、日本料理を極める蕎麦職人。千葉県ユーカリが丘駅に近い住宅街にある蕎麦店です。集合住宅の一角にお店がありました。住宅街にあるお店の典型です。記憶の良い方は覚えておられるかもしれませんが、ここで蕎麦をいただいたあと、沼南町でうな重を食べたあの日の1食目です。ユーカリが丘と言えば有力レビュアーさんがひしめいている場所ですので、その近辺のお店のレビューはおそろしくて今まで近寄らない方向で過ごしておりました。しかしながら、この三乗のお蕎麦だけはどうしても食べたくて、確率的に顔を合わせることが少ないと思われる平日の昼を狙っての参上です。三乗に関しては、本当は蕎麦と一緒にお料理が食べたくて夜狙いにしておりましたが、夜は遭遇の確率大ということで昼を選んだわけです。若いご主人は和食での経験があるということですので、やっぱり蕎麦前をいただきたい。100パーそう思うとなかなか実現しないので、トリアエズ昼の蕎麦をいただき、また機会をみてお料理を食べに行くことにしよう、という魂胆です。自宅からお店までおよそ30km。たいした距離ではありません。順調に走って開店20分前に到着しました。集合住宅の駐車場の決められたところがお店で使えるスペースで難なく駐車完了。もちろんその他の車はまだ来てません。お店も準備中ですが、人影が見えてますので予定通りの開店になるはずです。車から降りて、お店の前に置かれた長椅子に一人腰掛けて待ちます。果たしてどんな蕎麦に会えるんだろうか。定刻。お待たせしましたのご主人の声で店内に入ります。モダン&シックですね。モダンなスッキリしたデザインでシック。整然とした店内はショットバーにも使えそうなデザイン。正面にカウンターがあって、席が並びます。その後がテーブル席。カウンター席の奥に半個室のカップル席が1テーブル。居心地のよさそうなカウンター席に着席しました。どんなお料理が食べられるか確認。お料理+せいろで行く案が自分的には濃厚なんです。海老真丈の天ぷらだし巻きそばがき揚げ蕎麦サラダ鴨ロース天たね盛り合わせさ、どうしよう。だし巻きもいいし、そばがきも捨てがたい。他の品書きを見ていると、これこれ、というのがありましたよ。三乗コース(1800円) 1日限定15人前揚げ蕎麦サラダそばがき蕎麦(せいろ または かけ)デザートうれしくて、あわててしまいました。奥さんに向って、この限定、まだありますか。自分、一番に入って来てます。後客が2名。15人前は出てません。粗忽者です。まだある、との力強いお言葉をいただき、それでは三乗コースをお願いします。お蕎麦はせいろで。それにしても何だか思惑通りにことが進んでいてこわいくらいです。コース料理の美点は、一番目のお料理がすぐ出てくるところかな。揚げ蕎麦サラダ、目の前に出していただいたのが6分後ですから。ゆっくりと出されたお茶を飲んでお店の内装を見ているとあっという間に配膳されました。なんというフォトジェニックな蕎麦サラダなんでしょう。三乗のロゴがさりげなく入った箸の帯に感心しながら、サラダの記念撮影。涼しげなガラスの皿でサーブされました。トマト、水菜、ベビーリーフの上に蕎麦が揚げられてトッピングされています。鮮やかな色のドレッシングはにんじんだとか。このサラダ、うまかったなあ。揚げ蕎麦は食感に寄与していて、味的にはこのドレッシングが支配的ですが、実にうまい。買って帰りたい、って久しぶりに思いましたね。実際は野菜のうまさが根本にあることは承知です。ぐっと食欲が湧いてきました。背筋がしゃんと伸びました。そばがき、です。コースの中に組み込まれたそばがきは、1人前のちょうどいい大きさ。熱いのでお気をつけて、最初は何もかけずにお召し上がりください。その二点がアナウンスされました。器の中でまんまるにまとめられたそばがきを、箸先でちょこんと取ってふ~ふ~。っちい。はふ、あふ、うま~。まだお蕎麦は食べてませんが、多分蕎麦よりも蕎麦の風味が強烈なそばがき。ねっとり、ふかふかでこれなんかはちびりちびり舐めながら日本酒だろうね。アルコール0.00%の日本酒、まだ売ってなかったっけ。途中で一緒に来た醤油さしに入っているつゆをかけていただきます。これもいいねえ。つゆの出汁がびんびん利いてそばがきのふわっとした食感に味を添えてきます。これもうまいうまいって食べますが、結局それよりまんまのほうがうまいってまた元に戻ります。結局、つゆなしで食べたのが三分の二くらいだったでしょうか。さて、いよいよメインのせいろの登場です。丸笊にきれいに盛られた細打ちのせいろ蕎麦。全体的にやや白っぽく透明感があって光の当て方ではほんのり緑ががった色に見えます。切り太さが揃えられ端麗な姿に見惚れてしまいますね。これはいい。箸で手繰るとその軽やかさに満足感を覚えます。食べてみるとこの蕎麦の乾いた干し草のような穀物のいい匂い。甘みが強い蕎麦ですね。時期的なものもあるでしょう。8月ですから。一口目で好みの蕎麦であることを確認し、これはじっくり楽しんでいただくことにしよう。そばはところどころに欠片が見えて自家製粉のプロセスが見えてくるようです。つゆにちょんつけ。一気にすすりあげ。これがうまかった。つゆは濃厚系ながら出汁感が強く、角が丸くなってうまい。つゆの半分以上は蕎麦湯に合わせよう。手繰りながら食べ進め。ずっとハッピーな気持ちです。途中で奥様から蕎麦湯ですと。蕎麦をゆっくり楽しもうと思いましたが、どんどんスピードがついちゃって。蕎麦湯を湯桶から注ぎます。白濁した蕎麦湯が迸り出てつゆと合わさっていきました。この2度目の幸せもゆっくりゆっくり。最後の一皿は、くずもちでした。この葛餅、透明なんです。きなこが上からトッピング。器の底には黒蜜が。この葛餅は本物でした。味といい食感といい、京都の茶寮宝泉でいただいた本物の葛餅と同じなんです。違うのは色だけ。それにお抹茶がついてくるんですよ。このような貴重なデザートを最後にもってくるこのお店、ちょっとクラスが違いますね。おいしかった、というより、感動。ここまで来てよかったです。途中から常連さんもお店に集まってきて、忙しい時間が始まりそうな気配。いやあ、本当においしかった。奥様とご主人にお礼を申し上げてお店を去るとき、次回はいつ来ようかと考えていました。
千葉県ユーカリが丘駅に近い住宅街にある蕎麦店です。集合住宅の一角にお店がありました。住宅街にあるお店の典型です。記憶の良い方は覚えておられるかもしれませんが、ここで蕎麦をいただいたあと、沼南町でうな重を食べたあの日の1食目です。
ユーカリが丘と言えば有力レビュアーさんがひしめいている場所ですので、その近辺のお店のレビューはおそろしくて今まで近寄らない方向で過ごしておりました。しかしながら、この三乗のお蕎麦だけはどうしても食べたくて、確率的に顔を合わせることが少ないと思われる平日の昼を狙っての参上です。三乗に関しては、本当は蕎麦と一緒にお料理が食べたくて夜狙いにしておりましたが、夜は遭遇の確率大ということで昼を選んだわけです。
若いご主人は和食での経験があるということですので、やっぱり蕎麦前をいただきたい。100パーそう思うとなかなか実現しないので、トリアエズ昼の蕎麦をいただき、また機会をみてお料理を食べに行くことにしよう、という魂胆です。
自宅からお店までおよそ30km。たいした距離ではありません。順調に走って開店20分前に到着しました。集合住宅の駐車場の決められたところがお店で使えるスペースで難なく駐車完了。もちろんその他の車はまだ来てません。お店も準備中ですが、人影が見えてますので予定通りの開店になるはずです。車から降りて、お店の前に置かれた長椅子に一人腰掛けて待ちます。果たしてどんな蕎麦に会えるんだろうか。
定刻。お待たせしましたのご主人の声で店内に入ります。モダン&シックですね。モダンなスッキリしたデザインでシック。整然とした店内はショットバーにも使えそうなデザイン。正面にカウンターがあって、席が並びます。その後がテーブル席。カウンター席の奥に半個室のカップル席が1テーブル。居心地のよさそうなカウンター席に着席しました。
どんなお料理が食べられるか確認。お料理+せいろで行く案が自分的には濃厚なんです。
海老真丈の天ぷら
だし巻き
そばがき
揚げ蕎麦サラダ
鴨ロース
天たね盛り合わせ
さ、どうしよう。
だし巻きもいいし、そばがきも捨てがたい。他の品書きを見ていると、これこれ、というのがありましたよ。
三乗コース(1800円) 1日限定15人前
揚げ蕎麦サラダ
そばがき
蕎麦(せいろ または かけ)
デザート
うれしくて、あわててしまいました。奥さんに向って、
この限定、まだありますか。
自分、一番に入って来てます。後客が2名。15人前は出てません。粗忽者です。まだある、との力強いお言葉をいただき、それでは三乗コースをお願いします。お蕎麦はせいろで。
それにしても何だか思惑通りにことが進んでいてこわいくらいです。コース料理の美点は、一番目のお料理がすぐ出てくるところかな。揚げ蕎麦サラダ、目の前に出していただいたのが6分後ですから。ゆっくりと出されたお茶を飲んでお店の内装を見ているとあっという間に配膳されました。
なんというフォトジェニックな蕎麦サラダなんでしょう。三乗のロゴがさりげなく入った箸の帯に感心しながら、サラダの記念撮影。涼しげなガラスの皿でサーブされました。トマト、水菜、ベビーリーフの上に蕎麦が揚げられてトッピングされています。鮮やかな色のドレッシングはにんじんだとか。
このサラダ、うまかったなあ。揚げ蕎麦は食感に寄与していて、味的にはこのドレッシングが支配的ですが、実にうまい。買って帰りたい、って久しぶりに思いましたね。実際は野菜のうまさが根本にあることは承知です。ぐっと食欲が湧いてきました。背筋がしゃんと伸びました。
そばがき、です。コースの中に組み込まれたそばがきは、1人前のちょうどいい大きさ。熱いのでお気をつけて、最初は何もかけずにお召し上がりください。その二点がアナウンスされました。器の中でまんまるにまとめられたそばがきを、箸先でちょこんと取ってふ~ふ~。っちい。はふ、あふ、うま~。まだお蕎麦は食べてませんが、多分蕎麦よりも蕎麦の風味が強烈なそばがき。ねっとり、ふかふかでこれなんかはちびりちびり舐めながら日本酒だろうね。アルコール0.00%の日本酒、まだ売ってなかったっけ。
途中で一緒に来た醤油さしに入っているつゆをかけていただきます。これもいいねえ。つゆの出汁がびんびん利いてそばがきのふわっとした食感に味を添えてきます。これもうまいうまいって食べますが、結局それよりまんまのほうがうまいってまた元に戻ります。結局、つゆなしで食べたのが三分の二くらいだったでしょうか。
さて、いよいよメインのせいろの登場です。
丸笊にきれいに盛られた細打ちのせいろ蕎麦。全体的にやや白っぽく透明感があって光の当て方ではほんのり緑ががった色に見えます。切り太さが揃えられ端麗な姿に見惚れてしまいますね。これはいい。箸で手繰るとその軽やかさに満足感を覚えます。食べてみるとこの蕎麦の乾いた干し草のような穀物のいい匂い。甘みが強い蕎麦ですね。時期的なものもあるでしょう。8月ですから。一口目で好みの蕎麦であることを確認し、これはじっくり楽しんでいただくことにしよう。
そばはところどころに欠片が見えて自家製粉のプロセスが見えてくるようです。つゆにちょんつけ。一気にすすりあげ。これがうまかった。つゆは濃厚系ながら出汁感が強く、角が丸くなってうまい。つゆの半分以上は蕎麦湯に合わせよう。
手繰りながら食べ進め。ずっとハッピーな気持ちです。途中で奥様から蕎麦湯ですと。蕎麦をゆっくり楽しもうと思いましたが、どんどんスピードがついちゃって。蕎麦湯を湯桶から注ぎます。白濁した蕎麦湯が迸り出てつゆと合わさっていきました。
この2度目の幸せもゆっくりゆっくり。
最後の一皿は、くずもちでした。この葛餅、透明なんです。きなこが上からトッピング。器の底には黒蜜が。この葛餅は本物でした。味といい食感といい、京都の茶寮宝泉でいただいた本物の葛餅と同じなんです。違うのは色だけ。それにお抹茶がついてくるんですよ。このような貴重なデザートを最後にもってくるこのお店、ちょっとクラスが違いますね。おいしかった、というより、感動。ここまで来てよかったです。途中から常連さんもお店に集まってきて、忙しい時間が始まりそうな気配。
いやあ、本当においしかった。奥様とご主人にお礼を申し上げてお店を去るとき、次回はいつ来ようかと考えていました。