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「三昧御膳(1200円)」@手打蕎麦そば玄の写真蕎麦をたくさん食べて欲しくて劇的値下げを実施した代々木庵改めそば玄。40年間真面目に手打ちしてます。

我孫子のつくし野地区にある街の蕎麦屋さんです。手打ちです。ダッタン蕎麦も食べれます。古くからやっていて、昔からの常連さんは皆年を取り出前もするそうです。

この日は西白井に用事があってふらふら出かけました。特に狙っているお店がなかったので、どこでも飛び込む心積もりで とろとろ車を動かしてます。住宅街に十割蕎麦の看板を見つけ、これはいいと思って近づくと準備中。うまくいきません。そんなことを繰り返してとうとうつくし野まで来てしまいました。これじゃあ自宅で昼食かと思って中央学院大学から国道6号に向っていると、左手に蕎麦ののぼりが見えました。この辺にあるとすれば、ずっとBMしている代々木庵ですが。

車を店の正面にとめて暖簾を見ると、そば玄とあります。のぼりには、純国産粉石臼麺手打そばと書かれてます。うれしいですねえ。大当たりでした。店には古そうな看板が取り付けられていて、代々木庵の文字が。やっぱりここは代々木庵でしょ。車から降りて駐車場を訊きます。

店に戻って来て入店。いいすねえ。古き良き時代を生き抜いてきた老舗の風情たっぷりの蕎麦店でした。テーブルは3つ。椅子ではなく、すべてベンチシート。それに、小上がりにはテーブルがふたつ。厨房からさきほど駐車場を訊いたご主人が出てきます。腰の低い、しかしお話好きそうな感じの蕎麦職人です。

いい感じのお店ですね。

いやあ、古いだけですよ。

挨拶をしてテーブル席に落ち着きます。メニューは壁に貼られていますが、まあ安い!せいろが500円で十割が650円。100gであると明記されてます。

安いですねえ。

蕎麦は完全食ですし、もっと大勢のかたに蕎麦を食べてほしくて、思い切って値下げしたんです。

そうでしたか。実はジブンももっと多くの若い方にも蕎麦を食べて欲しくて、ヘタなんですけどブログ書いているんですよ。蕎麦の消費が伸びれば作付面積も大きくなり、結果安くておいしい蕎麦が食べられるように、と微力ながら蕎麦応援隊なんです。

のっけから意気投合しました。蕎麦を愛する二人です。店内をぐるっと見回して目に留まったのが

三昧御膳(1200円)
十割そば、二八そば、薬膳ダッタンソバ 天付き

これは願ってもない品です。3種類の蕎麦が食べられて1200円。天付ときてる。

おやじさん、これいいですか。

はい、がんばってつくりますよ。

腕まくりをして厨房へ消えて行きました。この日の蕎麦は福井県大野産。福井県は県をあげての蕎麦増産の取り組みを行っていて、蕎麦屋でよく耳にする県になりました。後でご主人から、特に新蕎麦が出始めの頃は玄蕎麦の皮むきからのすべての工程を自身で行うということを聞きました。新蕎麦の美しい翡翠色が皮むきのあと独り占めで見られるなんてうらやましいです。この日の蕎麦は地元の福井で135年続く石臼挽きの店から取り寄せた蕎麦粉を使っていました。

およそ15分ですべてが乗せられたお盆が到着しました。3種の蕎麦が入っている器は塗りの蓋付きです。蓋を取ると、おおこれですね。十割は極細切りでふんわりと盛られている感じがよく出ています。二八は十割よりやや太く、十割とどんな差があるのか楽しみ。真ん中に入っていたのがダッタン蕎麦です。ダッタンは異常なほどまっ黄色で太打ちです。こんな色のダッタンソバを見るのは初めてでしたので、興奮しました。

このダッタンソバは着色しているんでしょ?

いえ、これがもともとのこの品種の色なんです。

自然の色でした。それにしてもすごい。まずは十割からいただきます。十分な細切りで手繰っても軽い。まずもって好きなタイプの蕎麦だったので気分も高揚してきます。手繰った蕎麦をそのままいただきます。うん、これこれ。蕎麦はやっぱり風味が一番です。十割蕎麦をいただいて風味が弱いとがっかりしますが、これはうまい。うれしいことに、続いて二八蕎麦がすぐに食べられます。

二八蕎麦は実にしっかりした歯応えで、二八の特質がよく出てます。これが普通に食べるもりで500円ですか。これで十分ですね。またこのコシを考えると温かい蕎麦もいけるでしょう。ダッタンソバは二八よりも更に太く切られてます。ダッタンソバはつなぎがよくありませんので、お訊きしたらやはり2分のつなぎを入れているそうです。注意深く食べると独特の苦味があってこれは韃靼の証ですね。薬膳を冠につけているくらい日本蕎麦よりもルチンの含有が100倍と言われている品種です。

それではつゆを。つゆをそのまま少しだけ舐めるくらい試飲するのがジブン流です。永年の蕎麦屋さんらしい濃厚なつゆで、やや甘みを出しているおいしいつゆです。魚節と昆布が強くて魚節は鰹よりも鯖のような強い出汁感を感じます。ダッタンソバに合いそうです。

またしても十割から。濃厚なことが分かっていますので、ここは下3分で。チョンヅケで一気にすすりこみ。まあ、うまいこと。蕎麦好きにはたまらんです。街の蕎麦屋さんでこれほどの実力があろうとは。つゆの香りが蕎麦の風味と重なって至福の時間です。このあと、二八、ダッタンと食べ比べました。それぞれの個性があってどれもおいしくいただきましたが、敢えて一番を決めるなら、やっぱり十割かなあ。

とろとろの蕎麦湯でフィニッシュ。この日はそば粉を追加して混ぜた調整蕎麦湯でした。熱くてうまい。

1200円のセットで天つけでした。天ぷらは海老、新物たけのこ、野菜でした。天ぷらは標準のような感じでしたが、熱々のときには蕎麦を堪能していましたので天ぷらの実力は評価できません。

ご主人のお話では声がかかれば蕎麦打ちで出かけることもするそうです。それに先ほど申しました近所への出前。40年以上も愛され続ける市井の蕎麦屋さん。絶対に応援したくなります。家から近いですから、またおじゃましましょう。

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