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茨城県南にあって既に名声を博している那由他。小粋な空間で小粋な蕎麦。最後までとっておいた甲斐が。蕎麦好きからも一般のお客さんからも圧倒的な支持を受けている那由他です。いつでも行けるつくばにあるのですが、何故か行くのをためらう、というか隠し玉に取っておきたかったお店です。おいしいものは、最後に食べるというあの心境に似てるかな。蕎麦のことをもう少し知ってから行こう、という気持ちもありました。もういいだろう。この日が待ちに待った初訪ということになります。本格的に蕎麦の食べ歩きを始めたのは昨年2010年の初頭です。そこから立て続けに40軒くらい行って体重が5kg減量。メディカルチェックの数値もすべて改善され、晴れて何でも食べられるようになりました。蕎麦は本当に健康にいいのです。そこからちょっと調子こいて、再び数値の悪化を招き、再び熱心に蕎麦の食べ歩きを楽しむことにしました。那由他を含め、すでに35軒の蕎麦屋を訪問しています。一度決めるとそればっか、というのもどうかとは思いますが。さて、那由他。開店5分前にお店に到着。お店の裏手が駐車場になっています。その広さから、人気の度合いが分かると言うものです。ちょうど同じタイミングでもう1台と一緒に駐車場に入り、お店にも並んで入って中で別々のテーブルに座りました。駐車場からみると、大きくてりっぱな和風の建物に見えましたが、中に入ってもなかなかに渋いデザインで、粋な店作りとなってました。テーブル席を並べ、脇には小上がりというか座敷。奥にはテーブルで座って食べられる日本間の個室が見えてます。畳には伝統の模様の畳縁が鮮やかで、そんなことでも格調が違ったりすることを思い知らされます。色違いの座布団が座卓の周りに配置され。着席と同時にさっと熱い蕎麦茶が出されます。うまい。さて、渡された品書きを見ます。せいろ(840円)田舎そば(840円)つけとろろそば(1370円)極辛味だいこんおろしそば(1370円)磯とろろそば(1470円)きざみ揚げそば(1470円)つけ鴨そば(1680円)天せいろ(1780円)それに、壁には今年おおはやりの冷やしかけそばがある。せいろか田舎か。種物をとるか、せいろで一品料理にするか。まあ、また来ればいいのでベスト解を探す必要もなく、今回は天せいろをお願いしました。最初の10分間は後客も入ってこなかったので、店内は静か。むしろ厨房の中のほうが話が盛り上がっている様子。座敷の脇の窓にはよしずが立てかけられ、淡い陽光が店内に明るさをもたらしてます。このお店は珍しい日本酒が飲めると評判ですが、今回は縁がありません。ぼんやり待っていると次から次とお客さんが集まり始めました。程なくして花番さんから天せいろが目の前に置かれます。まずもって蕎麦の美しさに目を奪われます。透明感のある細切りの蕎麦は、よく見ると細かな蕎麦の粒粒がぎっしりと詰まっていて、ところどころ蕎麦からはみ出してます。この光景はいつ見ても興奮します。蕎麦は何と細いことか。入り口の横には打ち場があって、店主が直前まで切ってましたね。この蕎麦は品書きによれば生粉打ちの十割ということです。手繰ってそのままいただきます。蕎麦の景色以上に蕎麦の風味が強い。極細の割にはしっかりした蕎麦で食感もなかなかにいいです。ちょっと弾力を感じますが、まさかこの細さでと不思議な感じさえします。蕎麦はやや短めですが、切れ端が目立たないのはさすがです。店主は玄蕎麦を購入したのち脱皮から手がけるそうですが、その辺から全部自分で製粉手打ちをやり遂げる完全主義の姿が浮かんできますね。だから風味が強い、つゆにつけていただきます。つゆが濃厚でうれしい。鰹と昆布だと思いますが、きりりとした辛口で蕎麦が飛躍的にうまくなったような気がします。ということは、このつゆ位のレベルだと蕎麦を引き立たせてランクを上げるパワーが内在しているのですね。薬味は葱とわさび。わさびは中伊豆の本わさび。こいつが非常にうまい。蕎麦を食べてはわさびを箸でちょっと掬って口の中へというお行儀の悪い食べ方で、しかしこれが最もうまい食べ方なんです。葱は蕎麦湯と一緒に食べることにして手をつけません。天ぷらです。衣が薄くてからりと揚げられていかにもうまそう。天ぷらのために藻塩が添えられてました。矢張り海老が大きくて存在感を独り占めといったところでしょうか。何しろ2本ですからね。蕎麦をテンポよく食べて、小休止は天ぷら。蕎麦湯はさらりとしています。つゆが濃厚なためにたっぷりいただきました。贅沢な感じがします。おいしい蕎麦湯です。楽しみにしてやってきた那由他。蕎麦も出来、つゆの出来、天ぷら、接客。どれもが満足するものでした。席を立ってレジに向うと、どうぞよかったら甘いもの、食べていって下さいと声をかけられました。折角ですので、また座りなおし、上品な味のお饅頭を熱いお茶でいただきました。精算の時にちょっとご主人にご挨拶します。お客さんが一杯になって話はできませんでしたが、今度はあたたかい蕎麦をいただきにまた戻ってきたい、そう思ったことを口にしました。是非、お待ちしています、と心の入った言葉が返ってきました。
蕎麦好きからも一般のお客さんからも圧倒的な支持を受けている那由他です。いつでも行けるつくばにあるのですが、何故か行くのをためらう、というか隠し玉に取っておきたかったお店です。おいしいものは、最後に食べるというあの心境に似てるかな。蕎麦のことをもう少し知ってから行こう、という気持ちもありました。もういいだろう。この日が待ちに待った初訪ということになります。
本格的に蕎麦の食べ歩きを始めたのは昨年2010年の初頭です。そこから立て続けに40軒くらい行って体重が5kg減量。メディカルチェックの数値もすべて改善され、晴れて何でも食べられるようになりました。蕎麦は本当に健康にいいのです。そこからちょっと調子こいて、再び数値の悪化を招き、再び熱心に蕎麦の食べ歩きを楽しむことにしました。那由他を含め、すでに35軒の蕎麦屋を訪問しています。一度決めるとそればっか、というのもどうかとは思いますが。
さて、那由他。開店5分前にお店に到着。お店の裏手が駐車場になっています。その広さから、人気の度合いが分かると言うものです。ちょうど同じタイミングでもう1台と一緒に駐車場に入り、お店にも並んで入って中で別々のテーブルに座りました。
駐車場からみると、大きくてりっぱな和風の建物に見えましたが、中に入ってもなかなかに渋いデザインで、粋な店作りとなってました。テーブル席を並べ、脇には小上がりというか座敷。奥にはテーブルで座って食べられる日本間の個室が見えてます。畳には伝統の模様の畳縁が鮮やかで、そんなことでも格調が違ったりすることを思い知らされます。色違いの座布団が座卓の周りに配置され。
着席と同時にさっと熱い蕎麦茶が出されます。うまい。さて、渡された品書きを見ます。
せいろ(840円)
田舎そば(840円)
つけとろろそば(1370円)
極辛味だいこんおろしそば(1370円)
磯とろろそば(1470円)
きざみ揚げそば(1470円)
つけ鴨そば(1680円)
天せいろ(1780円)
それに、壁には今年おおはやりの冷やしかけそばがある。せいろか田舎か。種物をとるか、せいろで一品料理にするか。まあ、また来ればいいのでベスト解を探す必要もなく、今回は天せいろをお願いしました。
最初の10分間は後客も入ってこなかったので、店内は静か。むしろ厨房の中のほうが話が盛り上がっている様子。座敷の脇の窓にはよしずが立てかけられ、淡い陽光が店内に明るさをもたらしてます。このお店は珍しい日本酒が飲めると評判ですが、今回は縁がありません。ぼんやり待っていると次から次とお客さんが集まり始めました。
程なくして花番さんから天せいろが目の前に置かれます。
まずもって蕎麦の美しさに目を奪われます。透明感のある細切りの蕎麦は、よく見ると細かな蕎麦の粒粒がぎっしりと詰まっていて、ところどころ蕎麦からはみ出してます。この光景はいつ見ても興奮します。蕎麦は何と細いことか。入り口の横には打ち場があって、店主が直前まで切ってましたね。この蕎麦は品書きによれば生粉打ちの十割ということです。手繰ってそのままいただきます。
蕎麦の景色以上に蕎麦の風味が強い。極細の割にはしっかりした蕎麦で食感もなかなかにいいです。ちょっと弾力を感じますが、まさかこの細さでと不思議な感じさえします。蕎麦はやや短めですが、切れ端が目立たないのはさすがです。店主は玄蕎麦を購入したのち脱皮から手がけるそうですが、その辺から全部自分で製粉手打ちをやり遂げる完全主義の姿が浮かんできますね。だから風味が強い、
つゆにつけていただきます。つゆが濃厚でうれしい。鰹と昆布だと思いますが、きりりとした辛口で蕎麦が飛躍的にうまくなったような気がします。ということは、このつゆ位のレベルだと蕎麦を引き立たせてランクを上げるパワーが内在しているのですね。
薬味は葱とわさび。わさびは中伊豆の本わさび。こいつが非常にうまい。蕎麦を食べてはわさびを箸でちょっと掬って口の中へというお行儀の悪い食べ方で、しかしこれが最もうまい食べ方なんです。葱は蕎麦湯と一緒に食べることにして手をつけません。
天ぷらです。衣が薄くてからりと揚げられていかにもうまそう。天ぷらのために藻塩が添えられてました。矢張り海老が大きくて存在感を独り占めといったところでしょうか。何しろ2本ですからね。蕎麦をテンポよく食べて、小休止は天ぷら。
蕎麦湯はさらりとしています。つゆが濃厚なためにたっぷりいただきました。贅沢な感じがします。おいしい蕎麦湯です。楽しみにしてやってきた那由他。蕎麦も出来、つゆの出来、天ぷら、接客。どれもが満足するものでした。席を立ってレジに向うと、どうぞよかったら甘いもの、食べていって下さいと声をかけられました。折角ですので、また座りなおし、上品な味のお饅頭を熱いお茶でいただきました。
精算の時にちょっとご主人にご挨拶します。お客さんが一杯になって話はできませんでしたが、今度はあたたかい蕎麦をいただきにまた戻ってきたい、そう思ったことを口にしました。是非、お待ちしています、と心の入った言葉が返ってきました。